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한국에서 일본고전문학연구 동향 ‐2005년~2011년을 중심으로‐韓国における日本古典文学研究の動向-2005年~2011年を中心に-

Other Titles
韓国における日本古典文学研究の動向-2005年~2011年を中心に-
Authors
최관
Issue Date
2012
Publisher
한국일어일문학회
Keywords
한국에서 일본고전연구(research on Japanese classical literature in Korea); 일본고전문학( Japanese classical literature); 한국에서 번역(Japanese classical literature‐Korean translation)
Citation
일어일문학연구, v.83, no.2, pp.61 - 81
Indexed
KCI
Journal Title
일어일문학연구
Volume
83
Number
2
Start Page
61
End Page
81
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/109548
DOI
10.17003/jllak.2012.83.2.61
ISSN
1226-2552
Abstract
ある国の本質を理解するには、その国の古典を理解するにしくはない。古典をどの程度理解しているかが、その国に対する理解の水準を示すともいえる。本稿は、こうした観点から韓国での日本古典研究の現況と課題、そして古典翻訳について考察した。まず、古典研究の全体的な状況を把握するため、15登載誌に掲載された古典関係論文数を2000年から2011年までの年度別に整理した。2000年の93編から2004年の156編へと論文数が急速に増加しており、2005年からはほぼ130編前後の論文が継続的に生産されてきた。これらを古典研究者が主に活動している8つの主要学会誌を対象として時代別に論文数を分類すると、中古(平安時代文学)が258編でもっとも多く、次に近世が200編、中世100編、上代(奈良時代文学)90編の順となる。ジャンル別にみると、散文関連論文が428編となり、韻文142編、劇文学40編に比して圧倒的な比重を占めている。これは、 古事記 日本書紀(上代) 、 源氏物語 枕草子 (中古)、 平家物語 や『徒然草 (中世)、井原西鶴や上田秋成の近世小説など、全時代にわたって重要作品に関する論文が執筆されているからくるとみられる。韻文では上代の 万葉集 、中古の和歌、中世の連歌、近世の俳諧に論文が集中している。また、中世の能、近世の文楽や歌舞伎などの劇文学は数名の研究者に依存しているのが現状である。2005年以後の7年間の古典研究の流れを概略すれば、それ以前の幾何級数的な論文数増大期を過ぎ、130余編の論文がコンスタントに発表される段階にきており、多様な方面から模索されてきた時期であるといえる。一言で言えば、量的膨張後の質的模索期であったといえよう。現在、3.11東日本大震災の影響により、韓国での日本研究が萎縮傾向を見せている状況下において、既存の日本古典文学研究も一大転換期を迎えている。現在の危機状況を克服するために、第一にテクスト中心の論文作成、第二に通史的でありかつ共時的である研究領域の開拓、第三に比較研究および東アジア的観点からの研究の活性化、第四に古典の大衆化作業の必要を提案した。
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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