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日本語의 他動性과 對格性에 관한 考察

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DC Field Value Language
dc.contributor.author채성식-
dc.date.accessioned2021-09-09T13:48:31Z-
dc.date.available2021-09-09T13:48:31Z-
dc.date.created2021-06-17-
dc.date.issued2008-
dc.identifier.issn1225-1453-
dc.identifier.urihttps://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/124701-
dc.description.abstractこれまで日本語における他動性の問題は、主として対格性との関わりという観点から論じられてきたと言っ ても過言ではない。言うまでもないが、その目的語が対格で表示されるすべての他動詞が他動性を有すると は限らない。しかしながら、主体の客体への働きかけおよび影響を表す形式としての対格の位相について 異議を唱えるものはほとんどいないだろう。よって、一つの文内で、主格で表示される主体が対格で表され る客体に対してある意図を持って直接な行為を加えたり、または、そのような直接な行為は伴わなくとも第三 者への指示、命令、お願い等を通じてその客体に間接的な何らかの影響を及ぼそうとした場合、他動性は 認められるといえよう。 ところで日本語では、下記の<例1,2>の如く、形態の上ではその目的語が対格で示され、意味的には上 述のような「主体の客体への意図的かつ積極的な働きかけ性」を含意する他動詞を含む他動詞文でありな がら、自動詞文(もしくは受身文)の意味に解釈される場面がしばしば観察される。 <例1> 38年、火星人襲来の実況を装ったラジオドラマ「宇宙戦争」が米国内をパニックにした。意識の 奥の不安を突いたのだ。作ったオーソン・ウェルズは一気に評価を高めた。(評価が高くなった) <例2> 私たちは、空襲で家財道具を焼いた。(家財道具が焼けた、焼かれた) <例1,2>については、主体たるものの起きた事態に対する能動的な関わりがどこまで認められるかといった 点では差が見られるものの、両方ともに主体の客体への意図的な働きかけのところが欠けており、そのことが 他動詞文の成立にそれほど影響していない点では類似している。 本稿では、この種の他動詞文をはじめ、一般にふつうの他動詞文としての地位を獲得しているものにまで 考察の範囲を広げ、対格をとる他動詞を含む日本語の他動詞文について、理論的な根拠を踏まえた上での 類型化が可能であることを明らかにする。これに際し、類型化における一つの道具立てとして、池上(1981)や Hopper & Thompson(1980,1982)で示された「する型・なる型」、「foregrounding(前景化)・backgrounding (後景化)」といった他動性の度合いを表す概念を分析に取り入れ、これらの概念にのっとった形で類型化の 諸相やその理論的根拠について議論することとする。-
dc.languageJapanese-
dc.language.isoja-
dc.publisher한국일본학회-
dc.title日本語의 他動性과 對格性에 관한 考察-
dc.title.alternativeTransitivity and Accusativity in Japanese-
dc.typeArticle-
dc.contributor.affiliatedAuthor채성식-
dc.identifier.bibliographicCitation일본학보, no.75, pp.111 - 122-
dc.relation.isPartOf일본학보-
dc.citation.title일본학보-
dc.citation.number75-
dc.citation.startPage111-
dc.citation.endPage122-
dc.type.rimsART-
dc.identifier.kciidART001249707-
dc.description.journalClass2-
dc.description.journalRegisteredClasskci-
dc.subject.keywordAuthor他動性、対格性、する型、なる型、foregrounding-
dc.subject.keywordAuthorbackgrounding-
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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