‘포크로아’와 ‘민간전승론’, 그리고 ‘일국민속학’의 이중성‘フォークロア’と‘民間伝承論’, そして一国民俗学の二重性
- Other Titles
- ‘フォークロア’と‘民間伝承論’, そして一国民俗学の二重性
- Authors
- 전성곤
- Issue Date
- 2012
- Publisher
- 한국일어일문학회
- Keywords
- 포크로아(forklore); 민간(Common people); 비교민속학(Comparative folklore); 잔존(Survival); 일국민속학(Ikkokuminzokugaku)
- Citation
- 일어일문학연구, v.83, no.2, pp.523 - 548
- Indexed
- KCI
- Journal Title
- 일어일문학연구
- Volume
- 83
- Number
- 2
- Start Page
- 523
- End Page
- 548
- URI
- https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/109809
- DOI
- 10.17003/jllak.2012.83.2.523
- ISSN
- 1226-2552
- Abstract
- 本論では柳田国男のフォークロア概念の受容過程を明らかにした。柳田は「国学」的な知識を所有したと見なされ、それに西欧の人類学を接続したと見なす研究が多かった。ところが筆者がみるには、両方が出会う時の理論的論理は、どっちが先とか後という二分法ではなく、同時に動いていたことを明らかにした。つまり、柳田はハイネの著書に触れながら、日本の過去を想定し、すでにあった物としての過去を「物語った」のである。その延長で、西欧特にイギリス、フランス、ドイツの「学知」としてエスノロジーとフォークロアをミックスすることを試みた。言い換えれば、柳田は西欧各国のエスノロジー発生とその内容を検討しながらもそれがその国の歴史的いきさつによって、異った範囲および方法論を展開することに気づいた。それをもって、日本でも新しい学問として世界的な視線をもつ理論を発信しようとした。それが世界民俗学のための一国民俗学であり、その内容として「民間」を規定することを同時に進行させた。その民間の範囲が、常民から天皇まで含む「国民」概念にすり替えられる恐れがあり、国家を作り上げる「近代的」なものであった。
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