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「사이카쿠 쇼코쿠 바나시(西鶴諸国ばなし)」 속 여성 관련 괴이담(怪異譚) 소고(小考)「西鶴諸国ばなし」の女性関連怪異譚小考

Other Titles
「西鶴諸国ばなし」の女性関連怪異譚小考
Authors
고영란
Issue Date
2012
Publisher
한국일어일문학회
Keywords
井原西鶴、西鶴諸国ばなし、女性、怪異、序文
Citation
일어일문학연구, v.80, no.2, pp.111 - 127
Indexed
KCI
Journal Title
일어일문학연구
Volume
80
Number
2
Start Page
111
End Page
127
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/109887
DOI
10.17003/jllak.2012.80.2.111
ISSN
1226-2552
Abstract
本論は 西鶴諸国ばなし の序文になぜ「嵯峨の女」による女性関連怪異を言及するのか、この疑問に答えるべく為されたものである。考察の結果、以下のことが言える。一、「女性をめぐる報復譚」といえる巻二の三、巻五の五は女性の心理、巻二の五は男性の欲望または無意識を見せ付けるのが「怪異」以外の西鶴のもう一つの目論みであったと見受けられる。二、「女性異物の報復譚」は女性に象徴される執念深さや嫉妬深さを女性異物の怪異と連想させつつ、実は男性の欲望または無意識を見せ付ける目論みがある。また、女性異物の報復の結果が人間の女性と違って死には至らないという面から異物がより人間的であるという点から、「女性の精神の内面の問題」がまた浮かび上がってくる。三、「女性の運命の数奇さ」に焦点を当てつつ、その数奇さを作り出すのは人間の不条理な社会であるという点、「女性の数奇な運命譚」は示しているように思われる。以上により、 西鶴諸国ばなし の問題の序文は、女性の心理、男性の欲望または無意識、女性の数奇な運命譚による社会の不条理という「人間の問題」を「女性関連の怪奇譚」という枠の中で描くだろうことを予告するものとして位置づけたい。翻って、 西鶴諸国ばなし は「人はばけもの」という問題意識に繋がる説話や風聞の奇談化という側面がある点も認められるが、その内十二話のもう一つの狙いは「女性の心理、男性の欲望または無意識、社会の不条理」という三点に絞られているということを、問題の序文は示唆しているように見受けられるためである。
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Associate Research Center > Research Institute of Korean Studies > 1. Journal Articles

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