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‘아르케올로지(Archaeology)’에서 ‘제국의 고고학’으로

Authors
전성곤
Issue Date
2011
Publisher
한국일본어문학회
Keywords
아르케올로지(Archaeology); 하마다 고사쿠(Hamada Kosaku); 에스노스케이프(Ethnoscape); 문화연구(Culture Studies); 야마토(YaMaTo)
Citation
日本語文學, v.1, no.51, pp.363 - 384
Indexed
KCI
Journal Title
日本語文學
Volume
1
Number
51
Start Page
363
End Page
384
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/114516
ISSN
1226-0576
Abstract
日本で<考古学>の新しい理論が構築されたのは、西欧のアルケオロジーと出会う時からであった。そして、西欧のアルケオロジーと日本の考古が出会い、実際の植民地確保により、考古学的理論が創出された。まだ、学問的な領域としてアイデンティティを持っていなかった状況のなか、考古として命名されていたが、これに遺物と遺跡による実地調査品をもって<学>を結び付けることを試みたのが濱田耕作であった。濱田は坪井とコロボクル論争を経験することで、人種と遺物の関係性、それから古代人生活を復元する仕事を重んじるようになった。それから、濱田は西欧のアルケオロジと考古を接木し、日本の考古学を組み立てた。つまり、石器時代と弥生時代の時代区分方へ疑いをもち、考古学の層位区分方を活用し、層による違いの問題を考えた。それで、石器時代は旧と新に分けられるが、その変位過程は一直線の変容ではなく重層的に行われていることを主張した。それは、地理学的に近い朝鮮半島の南と九州地方の類似性から、国家の境界を取り壊し、地方概念の分け型を再編成した。その一方、時代区分である石器時代と弥生時代が世界的に同一現象であったことを用いて、日本で興った石器時代と弥生時代をの<世界的に興っている普遍的なもの>として再解釈した。それは、地域を再編成することしての<空間>と石器および弥生という時代区分の<時間>概念を再クロスすることで、日本における石器時代を再構築することを試みた。つまるところ、日本における大和時代の過去を復元し、それが『古事記』に記述されているような、皇土を導き出したのである。濱田は西欧のアルケオロジと考古を接続し、脱領土性と石器時代の文化を新しく組み立てることで、日本の考古学理論と大和を結び付け、日本の優越性を提唱したことを証明したのである。
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College of Liberal Arts > Center for Japanese Studies > 1. Journal Articles

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