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『實盛』에 그려진 주인공의 執心The Strong Attachment of Hero in Noh Sanemori

Other Titles
The Strong Attachment of Hero in Noh Sanemori
Authors
김충영
Issue Date
2012
Publisher
한국일본학회
Keywords
実盛; 錦の直垂; 老木の花; 武名への執心
Citation
일본학보, no.91, pp.323 - 334
Indexed
KCI
Journal Title
일본학보
Number
91
Start Page
323
End Page
334
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/134132
ISSN
1225-1453
Abstract
本小稿は、能『實盛』に描かれている主人公の人物像を執心という側面に焦点をしぼって考察してみたものである。その結果明らかになったことは、主人公の執心は、錦の直垂を着て故郷近くの最期の戦場に臨んだという「錦の直垂」の記憶に向かっているということである。その「錦の直垂」の記憶というのは、武名にこだわっている彼の霊としてはそれこそ老後に咲かせた花に準えられる出来事であった。その老後の花というのはまた、世阿弥の理論体系における「老木の花」論を想起させてもいた。主人公たる実盛の霊が仏教的な救済を遂げるためには、如何なる執心でも捨てなければならないが、結局のところ実盛の霊はそうした自分の執心を捨て得ないでいる。それは彼の武名への執心があまりも強いせいであり、作者もそうした彼の執心深さを推し量ってか、意図的にその執心を際立たせる方向へと作品構成の方向を定めているように見受けられた。
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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