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<반개>의 번역과 아시아민족의 주체형성 -후쿠자와 유키치(福沢諭吉)의 『문명론지개략(文明論之概略)』을 중심으로 -A Semi-civilized's Translation and Asian's Subject

Other Titles
A Semi-civilized's Translation and Asian's Subject
Authors
김효순
Issue Date
2010
Publisher
한국일본근대학회
Keywords
Hukuzawa-Yukichi; civilized; translation; semi-civilized; subject; Asia; Hukuzawa-Yukichi; civilized; translation; semi-civilized; subject; Asia; 후쿠자와 유키치; 문명; 번역; 반개; 주체; 아시아
Citation
일본근대학연구, no.28, pp.219 - 234
Indexed
KCI
Journal Title
일본근대학연구
Number
28
Start Page
219
End Page
234
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/134532
DOI
10.16979/jmak..28.201005.219
ISSN
1229-9456
Abstract
本論文では福沢諭吉の文明の概念の特徴を『西洋事情外篇1』の「世の中の文明開化と『文明論之概略』を中心にして考察してみた。その結果、福沢諭吉の文明の概念は、第一、文明とは外的なもの、すなわち、社会の制度や法などではなく、各々の国民の精神的状態、即ち実用性を追求するかどうかによる、第二にその精神状態はある一人の個人の精神状態ではなく、ある国家、社会全体としての国民の気風である、第三にその精神状態は固定されているのではなく、文明の状態を目指して絶えず変化していく相対的で流動的なものである、という特徴があることが明らかになった。上記のような特徴は福沢が自分の文明論を展開するにおいて、原典としていたギゾーの文明概念が社会的状態と人間の精神状態という、二つの要素に基づいているに対して、人間の精神状態を重視することによって、文明を主観的、恣意的に捉える可能性を含むようになる。実際に福沢は『文明論之概略』の中で、アジア各国を「半開」と分類しながらも、日本はその「半開」の国家のなかで相対的に「文明開化」であることを強調している。このような論理が可能なのは彼の文明の概念が相対的、主観的、恣意的性格を持っているからであると思える。即ち福沢はギゾーの文明概念を翻訳紹介する過程で、「半開」のアジアから「相対的に文明」の国として日本を区別したのである。さらに、その区別法は諭吉濬をはじめとする韓国の開化派によってそのまま韓国にも紹介され、韓国社会を規定する言葉となる。以後、その言葉はアジアを規定する用語として流布․定着して、アジア人の主体形成に影響し、さらには植民支配の正当化にも利用されるようになったと思われる。
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College of Liberal Arts > Korea University Global Institute for Japanese Studies > 1. Journal Articles

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