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고대 동서양(東西洋)의 음악사상 비교연구

Authors
김채수
Issue Date
2009
Publisher
한국일본어교육학회
Keywords
피타고라스(Pythagoras); 뮤즈여신(the Muses); 고대 서양음악(the old western music); 고대 중국음악(the old chinese music); 고대 한국음악(the old korean music); 고대 일본음악(the old japanese music); 음악사상(the thought of music); 하모니론(harmonic)
Citation
日本語敎育, no.49, pp.179 - 200
Indexed
KCI
Journal Title
日本語敎育
Number
49
Start Page
179
End Page
200
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/134807
ISSN
2005-7016
Abstract
古代西欧人の音楽に関する考え方は音楽の特質を規定する諸音の調和が人間によって創出されるのでなく宇宙に存在する諸天体によって創り出されたという唯物論的立場に基づいている。古代中国における道家の場合にも音楽についてのそうした考え方を持っていたのである。つまり諸音の調和は人間の心によって創り出されるのでなく自然によって創り出される声音その物に内在しているという唯物論的立場に立っていたのである。それに対して古代中国の伝統的音楽思想は儒家によって構築されたと言え、その基本は音楽が外界の自然より始まるのでなく外界との調和を追求しようとする人間の心より始まるのだという立場によったのである。その思想によって音楽が人間の道徳的教化手段としての役割を果たしていったのである。 音楽は自然と人間、人間と人間とを密接に結束させ、人間の心から快楽を呼び起こす役割を行っていくことによって芸術ジャンルの一つと確立した。自然の一部はその他の部分と調和を追求する過程の中で発散する。人間はそれに耳を傾くことによって自然との調和を計っていく、また人間は自分達の間の調和関係を計っていくために彼らが発する言葉などのようなものを聞いていくそうすることによって人間は他者達との調和関係を求めていくのである。 古代東西の統治階級は音楽の資料である音が呼び起こす美的感性を用いて神権統治を行っていった。また統治階級の指導層であった政治哲学者達は音楽を教育の手段と用いていったし、哲学者達の場合は音楽の特質を調和と捉えていた。より具体的に言えば彼らは音楽を自然と人間、または人間と人間との調和を求める手段と用いたのである。特に、中国の古代政治家は礼楽思想、つまり楽は同を求め、礼は異を求める、同じものになると親しくなり、異なっていくとお互いに恭敬する、楽が勝つと放縦に流れ、礼が勝つと人心が離れるというような思想を確立させ、人間と社会を治めていったのである。 芸術としての音楽出現は社会の中における奴隷集団の出現を契機として出来た。またそれは専門音楽芸能人の集団または奴隷集団より出現した。社会の中における奴隷集団は戦争で敗北され捕まえられてきた異民族集団が基になって形成された集団である。彼らは支配階級との言語疎通が不可能な集団であった。そして彼らは多重の感情に包まれている存在だったのである。従って、彼らは楽器のような道具を利用して彼らの感情と思いを伝えざるを得なかったのである
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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