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日本語会話授業における協働学習導入の可能性 ― 質問・回答タスクの分析から ―Feasibility of Peer Learning in Japanese Conversation Classes: An Analysis of Question and Answer Task

Other Titles
Feasibility of Peer Learning in Japanese Conversation Classes: An Analysis of Question and Answer Task
Authors
小松奈々
Issue Date
2021
Publisher
한국일어교육학회
Keywords
Conversation classes; Linguistic knowledge; Linguistic performance; Peer learning; Question-answer; 会話授業、協働学習、質問-回答タスク、言語知識、言語運用
Citation
일본어교육연구, no.56, pp.67 - 86
Indexed
KCI
Journal Title
일본어교육연구
Number
56
Start Page
67
End Page
86
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/138049
ISSN
1598-4311
Abstract
本稿では、日本語会話授業においてどのような学習領域で学習者の協働学習を導入することができ るかを探ることを目的として、日本語会話に関する学習者の疑問を仲間同士で解決し合う「質問-回答 タスク」から質問および回答・非回答の傾向を探った。 質問項目は、文法と語彙に関するものが最も多く、次にスピーチレベルや発音など会話そのものに関 する質問が多いことがわかった。言語知識の範囲内の質問と同時に、実際の日本語運用時に遭遇する 困難点に関する質問も多く見られた。 これらの質問に対する回答数は約半数であった。特に語彙知識に関する学習者の積極的な回答が見 られ、類義語間の語義の違いや語の由来など幅広い内容に対して的確な説明がなされている様子が観 察された。また、親しい相手への接し方や会話の学習法など、自身の経験に基づいた回答もされている ことがわかった。そして、回答がなされなかった質問で最も多いものは文法知識の領域であり、特に仮 定表現やアスペクトなど、韓国語からの直訳が難しいものについて回答が避けられる傾向が見られ た。また、親しくない相手への呼称や丁寧語から友達言葉へのレベルシフトの方法など、JFL環境の学 習者が経験することの少ないと思われる項目に関する質問が目立った。 以上の結果を踏まえ、本稿では協働学習を進めるべき項目として①語彙、②学習者の経験に基づく知 識、③学習ストラテジーを、協働学習導入に注意が必要である項目として①文法知識、②JFL環境で接 触する機会が少ないもの、③学習ツールを抽出し、指導方法の提案を行った。
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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