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韓国語と日本語の割り込み発話の対照研究-疎の関係の男女の雑談会話をデータとして-Comparative Studies on Interrupting Utterances of Korean and Japanese Languages-Based on the data from casual conversations between a man and a woman of distant relationship-

Other Titles
Comparative Studies on Interrupting Utterances of Korean and Japanese Languages-Based on the data from casual conversations between a man and a woman of distant relationship-
Authors
조영남
Issue Date
2013
Publisher
한국일본어문학회
Keywords
割り込み発話(interrupting utterances); 韓国語母語話者(Korean native speakers); 日本語母語話者(Japanese native speakers)
Citation
日本語文學, v.1, no.59, pp.37 - 56
Indexed
KCI
Journal Title
日本語文學
Volume
1
Number
59
Start Page
37
End Page
56
URI
https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/106052
ISSN
1226-0576
Abstract
本稿では韓国語と日本語の母語話者同士の雑談場面を対象に、割り込み発話の機能、性別による割り込み発話の使用傾向、割り込み発話の後に続く会話展開の観点から、実際に割り込み発話がどのように使用されているかを解明することを目的とし、韓国語母語話者間と日本語母語話者間の疎の関係の男女の雑談場面、各5件、計10件の会話を分析資料として使用した。研究結果から得られた示唆は次の通りである。割り込み発話には相互補完性と排他性という二面性が存在すると考えられる。韓国人は相手の話を聞くか、自分が話すかという一方向的な会話構築のために一方に会話の役割を任せる傾向がある。したがって、割り込み発話が相手のフェイスを脅かすと認識されやすいため、使用頻度が少なくなると考えられる。すなわち、排他性が強い。一方、日本人は双方向的な会話構築のために双方が積極的に臨むという傾向がある。そのため、割り込み発話が相手のフェイスを脅かす行為であるとは認識されにくい。むしろ、割り込み発話が発話権の受け渡しとして機能しており、会話全体の発話交換システムに影響している。すなわち、相互補完性が強いと考えられる。本研究を通じて「会話のストラテジー」への新たな知見を得ることができ、言語の持つ「普遍性」や「特殊性」を実証的かつ具体的に捉えられるようになった成果は大きい。また、本研究の成果が言語教育の現場へ提供され、コミュニケーション能力を養うための基礎資料として活用されることを期待してやまない。
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College of Liberal Arts > Department of Japanese Language and Literature > 1. Journal Articles

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