日本語長母音の新しいハングル表記に関する一考察: オ段+ウ長母音表記の確定のためにA study of the new Hangeul loanword orthography for Japanese long vowels
- Other Titles
- A study of the new Hangeul loanword orthography for Japanese long vowels
- Authors
- 쿠로야나기 시게오; 유석훈
- Issue Date
- 2012
- Publisher
- 한국일본어교육학회
- Keywords
- 長母音(long vowel)、外来語表記法(loanword orthography)、固有名詞(proper noun)
- Citation
- 日本語敎育, no.62, pp.21 - 36
- Indexed
- KCI
- Journal Title
- 日本語敎育
- Number
- 62
- Start Page
- 21
- End Page
- 36
- URI
- https://scholar.korea.ac.kr/handle/2021.sw.korea/134012
- ISSN
- 2005-7016
- Abstract
- 本研究は、日本語長母音の効率的なハングル表記のために편무진(1999)で提唱されている仮名文字とハングル表記を1対1で対応させる表記法を理論ベースとして、確定されていないオ段+ウ長母音のハングル表記を確定しようとするものである。長母音のハングル表記を通した表記教育のために韓国人日本語上級学習者を対象に日本語長母音のハングル表記に関する実験を行い、新しく提案するオ段+ウ表記の有効性を検証することが本稿の第一の目標である。そのためにまず、実験Ⅰとしてハングル正書法外来語表記法に則って表記された日本の固有名詞を学習者に平仮名で再構成(表記)させ、現行表記法の問題点を指摘する。次に、提案する新しい表記法に則って表記された語彙の再構成を実験Ⅱとして実施し、新表記法の有効性を証明する。実験の結果、固有名詞に関する実験Ⅰで長母音が正確に表記できたものは全体の24.7%に過ぎなかった。一方、長母音表記を記した新表記法を利用した実験Ⅱは、現行表記法によるグループAで長母音が正確に表記できたものが全体の40.1%であった反面、新表記法によるグループBでは94.1%と圧倒的に高かった。また母音の長短によるミニマルペアが存在する場合(タイプⅢ)には、グループAでは36.0%が短母音の語彙として認識したがグループBでは2.3%のみが短母音の語彙として認識し、新表記であるグループBのほうがより正確に平仮名表記(再構成)が行えることが確認できた。
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